「Return of the Obra Dinn」 という超難解推理アドベンチャーに挑む!

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「Return of the Obra Dinn」
論理的推理アドベンチャーとして、Steamでは2018年にPC版が発売されており、当時は名作推理アドベンチャーとして話題になった。

今回、Nintendo Switch版が発売され(ps4Xbox oneでも同時発売)私も別の方がプレイ動画を見て思わず購入。

謎解きや推理系作品が好きなのもあるが、「とにかく難解」という話は大いに興味を引くものがあった。「解いてやる!!」という闘争心に火をつけるとともに、お札が宙を舞ったw

 

まあ、そんな冗談はさておき、

Nintendo Directでも紹介されていたので、何となく見覚えのあるという方も多いのではないだろうか。特に興味も示すものでもなかったので眼中にすらなかったのが正直なところではある。

値段も2250円と…そこそこの値段設定。

(Steam版は2000円前後と少し安いので、PC版がお得!)

手を出すか出さないか正直悩む、

微妙な値段設定…

任天堂から新作がバンバン出てくる中で、ある意味異彩を放ってはいたが、他のゲームと比べて食いつく要素も「白黒」以外あまりなかった。

 

ただ本作をプレイして思ったのが、「よくこんな安い値段で出せたな」というのが全体を通しての最終的な印象だった。要するにそれだけ細部まで作り込まれた作品ということだ。

 

ここで序盤の物語を少し話しておこう。

消息不明の商船「オブラ・ディン号」が、突如ファルマス港に姿を表す。依頼主より主人公である保険調査官に依頼が届き、損害査定書を作成するために船内に主人公が乗り込むこととなる。

そこで起きた事件を依頼者から送られてきた手記と懐中時計を駆使して、現実と過去?を行ったり来たりしながら一人一人の身元と安否確認を行い依頼主へ損害査定表を届けるのが最終目標となる。

 

さて、ここから簡単なレビューを書いていこうと思うが、ネタバレを多少含む可能性もあるので、もし購入を考えている人でまっさらな状態でプレイしたいのであれば、この先は見ないことをお薦めする。また断っておかなければならないことがある。グロテスクなシーンも多々ある上、3D酔いもあるので、その点は考慮した上で気持ち悪くなる方は覚悟の上でプレイしていただきたい。

 

いざ、プレイ開始

依頼を受けて小型のボートで到着

船上を歩きながら

「重いから荷物持ってけ!」のアナウンス

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不思議な懐中時計と手記を手にして

調査開始!ちなみに船上はこんな感じ。

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先ほど手にした懐中時計は、遺体の残留思念を映し出すもののようで、死ぬ直前までさかのぼることが出来る。手記は人物一人一人の安否の詳細や情報を書き記す。その二つをもとにそれをもとに特定を行っていく。遺体を調べていくごとに行けるエリアは広がり、物語も進んでいくので、その船で起きた出来ごとを断片的ではあるが徐々に垣間見ることができる。(情報量が多いので整理するのは)

ざっくり説明すると以下のようなルーティーンで物語は進んでいく

 

 遺体の捜索

 ↓

 遺体から残留思念を読み解く

 ↓

 人物の特定と死因の特定

 ↓

 次の遺体を捜索(または検知)

 

進めれば進めるほどヒントも増え、人物や死因の特定もしやすくなるはずなのだが、

 

「あれ?この人まだ特定できないの?」

 

となったり、

 

「あれ?この人どこで居なくなったんだ?」

 

と途中止まったり見返したりしながら進めていくこととなる。残留思念から人物や死因の特定をするための点と点を線にする作業(この時にこうだから、この時点ではこうなっているなどの関連性)がもっとも大変で、多少舐めていた部分もあり、メモ取らなかったのが痛手となった。このゲームをクリアするにはメモを取るのが必要不可欠となってくるようだ。(頭の中で整理出来る方は必要なし?とも言えるのかな?)

 

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たとえば、上記のような物語と関係のない場面ですら重要な手がかりになったりもする。いたるところにヒントが転がっているわけだ。

 

・エンディングを終えて…

最終局面まで話が進めてはみたものの、物語の全貌が見えて来そうではあるだが、船内での調査書も終わり、以下のような状態

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ちなみに3人ごとに正しい解答を導き出すと自動的に当てはまっていくので、その解答結果がこの上記のドクロの周りを囲むように線に記されていく。(複数回答があるので、個々で正解は違うらしい。)

要するに全く特定出来ていないわけだ。

結果的に二分の一程度埋めたところで力尽きエンディングを迎えることになった。

 

エンディングでは、手記をもとに損害査定書が作成される。最終的に財産差し押さえとか、誰にいくら保証されるのかなども解答方法によっても変わってくるようだ。

ある意味、特定の人物にすべて罪をなすりつける!なんって損害査定書も作成できたり…できなかったり…(まあ、やらないけどw)

一度エンディングを迎えても、また戻って船内を捜索出来るような仕組みになっているので、そこは安心してほしい。

(また一からやるのかと多少焦ったが、杞憂だった。)

なので…もう一度船内へ戻り…

 

再挑戦して完全クリア!

 

終えた後に見える物語の全容を見た方は、消化不良で終わるのも無理はないだろう。

私も正直「これで終わり?!」と消化不良気味に終わってしまった。

ある意味では謎を残しつつ?終わるゲームでもある。

さっさと終えてしまっても構わないのだが、謎は謎のままで終わってしまうのは少々気持ちが悪い。

なので、別記事でヒントや物語の考察(ネタバレ)を書いていこうと思うので良かったら見て行って欲しい。

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